2017/05

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友情。 愛情。 のこと。
おばあちゃんが言ってました。





ベッドの上
身を横たえて胸を喘がせてる

こっち向いてって言ったけど
もうダメみたいで
けど
なんとか体を胎児のように丸めることで
目元だけが此方を覗いた

それだけで十分だった

自ら動いて
ありがとう

頬にチュー

もう少し頑張れるよね?

って言ったら
何て返ってきたと思う?

あのエベレスト級のプライドを持った愛しき人が

せめてもの照れ隠しにと
首に腕をまわして


故意に得た死角で囁いたわけ




…してくれなきゃ、ヤだ。







これが
一年経っても飽きない理由



手を離すつもりもなく、タイミングを逃したのか彼も解こうとはしなかった。
奥の新作コーナーへ、整然と並べられたビデオ達の間を通って歩く。

待っていたかのように1本だけ残っていた目的のDVDを手に取り、中身だけ抜いてもらおうとケースを相手へ向けた。

映画というものに全く興味のない相手はこんなところに来たのも初めてらしく、意図していることを読みきれず手を離す。

「……手ぇ離すと迷子になりそうで怖いんだよねぇ……アナタが。」

そんな私にキッパリとアナタは言った。



『僕があなたを見失うわけないじゃないですか。』




…出た。
この人はたまにすごいことを平気で言ってのける。
続けて携帯がどーのこーのと現実的なことを言っていたけど耳に入るはずもなく、二度目の告白を受けたような錯覚に陥りながら周りに視線を巡らせて中身を抜いたケースを棚に戻した。

「………困ったな……抱き締めたい…」

行動に移すと後が恐いので言葉にして留める。

『貧血でもおこしましょうか?』

あくまでも楽しげで、自分の与えた影響をわかっていないところがまた彼らしい。

「…むしろ溺れて。もれなく人工呼吸してあげるから…。」

『それは愛に?』



ありきたり過ぎて可愛過ぎる。エクセレントな返答。
喉奥震わせながらレジへと向かえば、それなら常に…、と声は続いて背中越しに届いた。





ビデオ鑑賞より、帰ったらまず手洗いとうがいと×××……‥‥



色を塗ろう。

用意されたキャンパスは

色彩色調配色具合

センスも何もあったもんじゃなくて

まるで適当に暗い色だけ集めた液体を

ぶちまけて彩られたナンセンス。

それをこの僕が

美しくしてあげようってスンポーなのさ。


甘い言葉を惜しげなく
それとなく近づいては手を這わせ
もちろん柔らかな笑みも忘れずに

常に紳士な態度で
時には中指で眼鏡のブリッジを押し上げ
稀に僕は野生と化し


そうして出来あがったキャンパスは

見違えるほどの目映さと荘厳さを持ち合わせ

人々に愛されることとなるだろう。




あぁ、大変だ。

せっかく出来あがったキャンパスが

雨にその美しさを奪われていく。


0、ゼロ、零、

そうして真っ白になったキャンパスと



僕のステータス。




僕は、今まで、何をしてきた?


証明されるモノはもう・・・・・。